Qお灸はどんな時にしますか?
―お灸にはツボの深いところまで温める作用があり、冷えや虚証(虚=不足:元気や栄養などが不足していること)、慢性病の治療に適しています。
Qツボ(経穴)がわからなくても大丈夫ですか?
―最初からツボにこだわる必要はありません。自分の体を押してみて、痛いところ
気持ちいいところなど、とにかく気になるところにしてみることです。
Qどんな道具を使いますか?
―私の外来では、ツボにピンポイントでお灸をしない場合、温灸器というものを使っています。写真のように容器の中にお灸の艾(もぐさ)を入れて点火し、皮膚の上に置きます。これだとお灸が直接皮膚に触れる心配がなく、熱く感じたら自分で位置をずらしたり、距離を離したりして調節できます。ツボが分からなくても、大体でいいですから、気になるところに置けば大丈夫です。
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